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    ワルキューレ / Valkyrie
    ● ワルキューレ / Valkyrie [アメリカ / ドイツ / 2008年]

    b0055200_11444310.jpg第二次大戦時のドイツで、"ワルキューレ計画"と呼ばれたヒトラー暗殺計画に参画した男たちを描く哀感のサスペンス・アクション。やや淡白な性格を感じ得る本作であるが、登場人物たちのコミュニケーションや描かれる出来事の一部始終に緊迫感がある、悲しき物語だ。



    監督は、「ユージュアル・サスペクツ」のブライアン・シンガー。「クラウス・フォン・シュタウフェンベルク」役には、"ミッション: インポッシブル"シリーズのトム・クルーズ。「ヘニング・フォン・トレスコウ」役には、「フランケンシュタイン」のケネス・ブラナー。「フリードリヒ・オルブリヒト」役には、「ラブ・アクチュアリー」のビル・ナイ。「フリードリヒ・フロム」役には、「フィクサー」のトム・ウィルキンソン。「ニーナ・フォン・シュタウフェンベルク」役には、カリス・ファン・ハウテン。「オットー・エルンスト・レーマー」役には、トーマス・クレッチマン。「ルートヴィヒ・ベック」役には、テレンス・スタンプ。「エーリッヒ・フェルギーベル」役には、エディ・イザード。「ヴェルナー・フォン・ヘフテン」役には、ジェイミー・パーカー。「アルブレヒト・メルツ・フォン・クイルンハイム」役には、クリスチャン・ベルケル。

    "Many saw evil. They dared to stop it."
    第二次世界大戦、ドイツの「クラウス・フォン・シュタウフェンベルク」大佐はチュニジア戦線で第10装甲師団を率いていた。1943年の春、ドイツの配色が濃厚となった状況で「シュタウフェンベルク」は戦闘に困憊した兵士を配慮し、情報を操作することで戦線撤退を画策。しかし、ウォーホークの機銃砲火に遭い、一命は取り留めたものの左目、右手首、左薬指、左小指を失う重傷を負った。戦況不安も手伝い、反「ヒトラー」派が拡大する中、「シュタウフェンベルク」はドイツ帰国後、予備軍司令部に転属となる。彼は「ヒトラー」の暗殺計画が失敗したことで"ゲシュタポ"に捕らえられた「ハンス・オスター」に代わりとなる、反「ヒトラー」派の活動メンバーとして白羽の矢が立てられたのであった。「ヒトラー」亡き後の政治運営、そして家族。計画に対して不安を抱く「シュタウフェンベルク」を導いたのは、ワーグナーの『ワルキューレの騎行』だった…。


      第二次世界大戦時、ヒトラーの暗殺計画の指揮を執り、実在したドイツ人将校「クラウス・フォン・シュタウフェンベルク」を描くサスペンス・ドラマ。監督は、登場人物のコミュニケーションにスリルや緊張感を吹き込むことに長け、「ユージュアル・サスペクツ」や「スーパーマン リターンズ」などの代表作が挙げられるブライアン・シンガーだ。さすがは彼のこと。本作にも隙はない。

      1944年、"ワルキューレ計画"と呼ばれたドイツ軍将校たちによるヒトラー暗殺計画実行の指揮を執ったクラウス・フォン・シュタウフェンベルクと、計画の行方を描く。恥ずかしいことに"ワルキューレ計画"という事実を知らなかったため、作品がどれほど事実を再現しているのかは後学と比較するほかないのであるが、ヘニング・フォン・トレスコウ、フリードリヒ・オルブリヒト、ヴェルナー・フォン・ヘフテンら、出来事のキーパーソンは各自のエピソードとともにしっかりと描かれていた。事実を描く作品を観賞する上でのありがちなストレスとして、登場人物の名称が覚えきれなかったり、彼らの役目やエピソードの整理が複雑で難しかったり、といったことがあるが、本作はその点、そうした作業が非常に易しい。ブライアン・シンガーの業か、俳優陣の腕か、登場人物個々にしっかりとした個性が描かれているからだが、思わず舌を噛んでしまいそうなドイツ独特の複雑な人名にまるで色が浮かぶかのように、『ああ、あの人のことを言っているんだな』と解釈できてしまうニュートラルさが不思議であった。

      さて、いくら歴史に疎い私とて、ヒトラーがどのように終焉を迎えたか、くらいは知っている。ともすれば、本作のエピローグは必然的に察しがついてしまうだが、反ヒトラー派のドイツ軍将校たちが画策する"ワルキューレ計画"やそこに至るまでのクーデター計画遂行の様子は非常に緊迫感がある。火薬を使った動的なシーンやカメラワークなど、ヴィジュアルがスリルを煽ってくることもひとつであるが、ひやひやとするようなコミュニケーションを絶妙なバランスで描くシンガー節が冴えていることが大きい。歴史を忘れ、本作には事実ではない事実が描かれているのではないか、と勘繰ってしまうほどひとつひとつの出来事がハラハラと展開していく。ともあれ、事実こそがドラマ的でもある。「シュタウフェンベルク」やその周囲には予期せぬ障害がいくつも発生するが、どうも脚色ではないようだ。作品に帯びた緊迫感の根源は"ワルキューレ計画"の事実全容とブライアン・シンガーの作風との相性が最適だったことにあるように思う。

      スピーディなサスペンス・アクションとして作品が成功してしまっているが故に、史劇として観る本作が淡白にまとまってしまっている印象も否めないのだが、ある意味では勧善懲悪の概念が排除され、客観的に事実を捉えた作品ということもできる。それでいて私のように後学で"ワルキューレ計画"の事実を追った身からすると、文字の一片一片に本作のシーンが蘇り、その行く末に胸が締め付けられるような思いに駆られた。心を軽く、二度、三度観賞できる、といったものではないが、戦火に生きた男たちの決意や覚悟を熱く描き、悲史を静かに伝えるビターで格調高きドラマであった。
     
    ● 製作代表 : United Artists
    ● 日本配給 : 東宝東和
    ● 世界公開 : 2008/12/25 - アメリカ
    ● 日本公開 : 2009/03/20
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    by movis | 2009-05-30 11:50 | サスペンス / ミステリー