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    DOA/デッド・オア・アライブ / DOA: DEAD OR ALIVE
    ● DOA/デッド・オア・アライブ /
        DOA: DEAD OR ALIVE [アメリカ / ドイツ / イギリス / 2006年]

    DOA/デッド・オア・アライブ / DOA: DEAD OR ALIVE_b0055200_0182326.jpg同名タイトルの格闘ゲームを「トランスポーター」のコリー・ユンが実写化。色気なサービス・カットと早いテンポで見せるアクションが満載の作品。ストーリーは易しいが、あまり詳細まで気にかけないほうがよい。気軽に爽快感を得たいという期待には応えるか。



    監督は、「クローサー」「トランスポーター」のコリー・ユン。「ティナ・アームストロング」役には、「トルク」のジェイミー・プレスリー。「かすみ」役には、「シン・シティ」のデヴォン青木。「クリスティー・アレン」役には、ホリー・ヴァランス。「ヘレナ・ダグラス」役には、サラ・カーター。「アヤネ」役には、ナターシャ・マルテ。「ドノヴァン」役には、エリック・ロバーツ。「マックス」役には、マシュー・マースデン。「リュウ・ハヤブサ」役には、ケイン・コスギ。「ハヤテ」役には、コリン・チョウ。

    "You're Invited."
    "DOA(DEAD OR ALIVE)"と称される、招待選手のみが参加可能な格闘トーナメントが存在する。開催の目的は、世界最強の戦士の決定。賞金は1,000万ドル。国籍は不問。主催者は「ドノヴァン」という名の謎めく科学者だった。女子プロレスラーの「ティナ」、女泥棒の「クリスティー」ら、招待選手たちが東シナ海の孤島ドアテクアイランドに結集。武器は一切使用してはならない。ブレスレットに対戦相手が表示された瞬間から、時も場所も問わずにゲームが始まる。招待選手の中に、行方不明となった兄を捜す目的で国を離れた、忍びの国の王女「かすみ」と、彼女の側近「ハヤブサ」の姿があった。そして彼らに忍び寄る刺客の影もまた…。


      ゲームソフトメーカーであるテクモより販売され、世界的にヒットした人気格闘ゲーム「DEAD OR ALIVE」を、「トランスポーター」のコリー・ユンが実写化した。製作には、これもまたゲームをベースに映画化された"バイオハザード"シリーズや、「エイリアン VS. プレデター」を手掛けた、ポール・W・S・アンダーソンも名を連ねている。

      …とはいえ、本作のモチーフがゲームにあることを知らなかったために、何だか歪な日本の描写から始まるプロローグを見せられて、その後の展開は全く予期できなかった。"DOA"という文字が躍り出し、ようやく作品の主旨を理解する。結局は、徹底して格闘シーンが続く、純粋なアクション作品であった。容姿端麗な美女たちのサービス・カットが多く、お色気も売りの内なのであろう。「DEAD OR ALIVE」というゲームを知らぬため、本作がファンの期待に応えているか否かは判断しかねるところだが、配役は目に見て楽しく個性的であった。格闘シーンのアクションや殺陣などに斬新さは発見できなかったが、客観視で楽しめるほどには作り込まれている。

      ストーリーもきわめて易しい。"DOA"システムに秘められた陰謀を女性戦士たちが暴き出していく様子は、まるで"チャーリーズ・エンジェル"シリーズのようである。戦士対する悪、というシンプルな構図を一貫しているところをみると、やはり作品の見所はアクションということか。しかしながら、詳細への言及を避けて物語が描かれているために、節々でみえる綻びにもどかしさを感じてしまう。"DOA"に招待された選手たちの中で、唯一、「かすみ」と「ハヤブサ」にまつわるエピソードが展開をみていくのであるが、肝心の本編が大味に描かれているために、伏線としての機能も十分に果たしていない。ストーリーへの突っ込みは早々に諦めたほうが楽である。

      爽快な作品を気軽に観賞したい、というニーズには応えてくれる作品だろう。本作の性格も然ることながら、90分弱という短尺も魅力的だ。アクション、セクシーといった映画要素をスピード感に乗せて楽しむことはできる。過度な期待はお勧めできないが、そうでないのなら、とりあえず観て損する要素は少ないだろう。まさに娯楽を一直線に直走る作品であった。

    ● 製作代表 : Constantin Film Produktion
    ● 日本配給 : United International Pictures
    ● 世界公開 : 2006年09月07日 - オーストラリア/ニュージーランド
    ● 日本公開 : 2007年02月10日
    by movis | 2008-05-17 00:32 | アクション