Top
MOVIS
one for all, all for one
Will Be Next to ...
  • LIE TO ME 嘘の瞬間 1st season
  • LIE TO ME 嘘の瞬間 2nd season
  • アマルフィ 女神の報酬
  • ターミネーター サラ・コナー クロニクルズ 1st season
  • ターミネーター サラ・コナー クロニクルズ 2nd season
  • インセプション
  • 最近のエントリ
    検索
    カテゴリ
    タグ
    タイトル別カテゴリ
    ■ 音順カテゴリ


    ■ 特集
    映画で音楽を聴く

    ■ 公開年度別カテゴリ

    sorry...
    restorin' soon ...
    最新のトラックバック
    ワンピースのこのセリフに..
    from 脳挫傷による見えない障害と闘..
    252生存者あり(テレビ..
    from 単館系
    Blu-ray バックド..
    from VAIOちゃんのよもやまブログ
    FRINGE シーズン1
    from piece of life ..
    コラテラル(55点)評価:△
    from 映画批評OX
    『ある日どこかで』観てほしい
    from 映画のブログ
    ps3TERMINATO..
    from 家電逸品
    アルマゲドン
    from Addict allcine..
    ターミネーター2
    from 映検つながるブログ
    バンテージ・ポイント
    from 映画、言いたい放題!
    救命病棟24時
    from 救命病棟24時
    ハッピーフライト
    from ピースのAMEBLO CA..
    ハッピーフライト
    from 映画、言いたい放題!
    バッファロー'66
    from Addict allcine..
    『ジャンパー』を観たぞ〜!
    from おきらく楽天 映画生活
    ジャンパー(感想120作..
    from 別館ヒガシ日記
    スパイダーウィックの謎
    from 映画、言いたい放題!
    真夏のオリオン
    from Diarydiary!
    真夏のオリオン
    from 橋本甜歌 前略 画像
    グラン・トリノ
    from Diarydiary!
    最新のコメント
    > ムーさん なか..
    by movis at 03:46
    私も、そのブログの読みま..
    by mnstr_movie at 20:47
    > ムーさん ども..
    by movis at 14:32
    どうもどうも!山形の遊び..
    by mnstr_movie at 12:57
    > 台湾人さま は..
    by movis at 00:09
    リチャード・チェンバレン..
    by 台湾人 at 00:16
    > 鍵コメントさま ..
    by movis at 03:42
    > samurai-ky..
    by movis at 01:23
    「眼下の敵」を筆頭に"潜..
    by samurai-kyousuke at 09:34
    > Jimさん は..
    by movis at 12:19
    一年ほど前に飛行機の中で..
    by Jim at 22:51
    > ならぢゅん さん ..
    by movis at 06:39
    Youth-Kさま、トラ..
    by ならぢゅん at 12:06
    > samurai-ky..
    by movis at 02:02
    基本的には娯楽作品が好き..
    by samurai-kyousuke at 23:08
    > samurai-ky..
    by movis at 15:52
    ロイ・バッデイ(ルトガー..
    by samurai-kyousuke at 01:03
    > samurai-ky..
    by movis at 23:33
    さすがにフランク・ダラボ..
    by samurai-kyousuke at 20:30
    > samurai-ky..
    by movis at 00:14
    フォロー中のブログ
    その他のジャンル
    ファン
    記事ランキング
    ブログジャンル
    画像一覧
    リンク
    クライマーズ・ハイ / CLIMBER'S HIGH
    ● クライマーズ・ハイ / CLIMBER'S HIGH [日本 / 2008年]

    b0055200_12515094.jpg極限までの興奮に陥り、恐怖心が麻痺してしまう"クライマーズ・ハイ"という状態の一片を、スクリーンを通して体感できるような緊迫感のある作品だった。観賞後に残る、淡白だったという心象が残念ではあるが、世界に強く引き込む出演者の演技を堪能されたい。



    監督は、原田眞人。原作は、横山秀夫の『クライマーズ・ハイ』。「悠木和雄」役には、堤真一。「佐山達哉」役には、堺雅人。「玉置千鶴子」役には、尾野真千子。「安西耿一郎」役には、高嶋政宏。「白河頼三」役には、山崎努。「粕谷隆明」役には、中村育二。「追村穣」役には、螢雪次朗。「等々力庸平」役には、遠藤憲一。「岸円治」役には、田口トモロヲ。「田沢善吉」役には、堀部圭亮。「吉井弁次郎」役には、マギー。「神沢周作」役には、滝藤賢一。「亀嶋正雄」役には、でんでん。「伊東康男」役には、皆川猿時。「安西小百合」役には、西田尚美。「安西燐太郎」役には、小澤征悦。「黒田美波」役には、野波麻帆。

    "命を追った、あの夏"
    1985年8月12日、うだるような暑い夏の日。3日後に終戦記念日を控えたこの日、群馬県の地方有力紙"北関東新聞"の編集局では、中曽根首相の靖国公式参拝の動向を巡って緊張感が満ちている。そんなフロアを横目に、一匹狼の遊軍記者「悠木」は、販売局の親友「安西」から誘われた翌朝の谷川岳・衝立岩登頂に向け、着々と準備を進めていたのであった。重々しくザックを担ぎ、デスクを後にしようとした「悠木」のもとに、県警キャップ「佐山」が駆け寄って、耳打ちをした。ジャンボが消えた。「悠木」は脚を止める。事態を把握できず、しかし、とりあえず編集局を後にしようとした「悠木」であったが、まさにその時、共同通信社の速報がフロアに響き渡った。それは、東京羽田発大阪伊丹行き、日本航空123便が消息を絶った、という不穏な内容であった…。


      日本航空123便墜落事故は、小説やドラマなどのメディアで幾度と取り上げられてきた。『半落ち』の著者、横山秀夫による本作品の原作『クライマーズ・ハイ』もそのひとつである。彼は上毛新聞社で記者を務め、件の事故を取材している。この時の経験を、舞台を架空の新聞社"北関東新聞"にかえて描いた作品だ。同原作はNHKでテレビ映画として映像化されたが、劇場公開されたメジャー作品として、本作が日本航空123便墜落事故をテーマとした初の作品である。

      本作は、"大久保・連赤"事件以来の大きな出来事を扱うことになった地方新聞社が舞台だ。日航機事故に関わる全権デスクを担当することになった「悠木」を中心に、管理職との確執、記者の奮闘と苦悩、そして地方新聞社としてのプライドが描かれている。物語は独特のスピード感と緊張感を湛えて展開していく。145分という長尺作品でありながらも、息つく暇もなく、飽きることもなく、最後までしっかりと見通すことができる。だが、観賞後には映像が脳裏を巡るものの、特に印象的なシーンをピックアップできないことに気付く。

      つまり、作品に淡白な印象を受ける理由は、原作のオリジナリティをできるだけ活かそうとした結果ではなかろうか。映画は小説のように、人物の相関、物語の背景などの詳細を描ききれない。結果として、かろうじて行間を説得するためにエピソードを選ばなければならないのだが、それだけではやはり、スクリーンと客席には温度差が生まれ、メッセージを伝え損ねる危険もある。加えて、地方新聞社としてのプライド、報道モラル、利を巡る争い、真実を伝えることへの想いなど、複雑な要素が絡んで成り立っている作品である。分からなければ読み返せる小説と違って、突き進むことしか知らない映像に、観賞者は距離を放されがちになってしまう。この手の作品は難しい。

      ところで、"クライマーズ・ハイ"とは、登山家が経験する、極限まで気分が興奮するために恐怖心が麻痺してしまうという精神状態のことだ。本作の醍醐味は、この"クライマーズ・ハイ"よろしく、怒号が飛び交う編集局員の遣り取りや奮闘の様子に、異常なまでの興奮を得ることができる点だ。作品の緊張感や逼迫感もここから生まれており、その源流は堤真一、堺雅人らを初めとした、いわゆる真っ当な"演技派"が名を連ねているところにある。演技を感じさせない演技、と書くと言葉が拙いが、演技には演技っぽさがあると思い込んでいるから、かえってスクリーンの会話や挙措動作が自然であると、嬉しい違和感を覚える。本作はまさにその象徴だ。遠藤憲一演じる社会部部長「等々力」が、若手記者を説教するシーンがあるのだが、「なに、お前ら、無線を欲しがってるんだって?」というその他愛のない一言に鳥肌が立ってしまった。業界こそ違えど、自身の会社生活に熱い血を流してくれるようであった。"クライマーズ・ハイ"という登山用語や、ビリー・ワイルダー監督「地獄の英雄」の一節がキーになったりと、伏線の切れ味もよい。

      作品の切り口が記者の視点ということもあって、日本航空123便墜落事故を知るための教材としては、婉曲的ともいえる。とは言え、決して忘れてはいけない事故である、ということを再認識することができた貴重な作品であった。最後となったが、この事故で亡くなった520名の乗員・乗客の方々の冥福と、生存された4名の方々の多幸を心より祈る。

    ● 製作代表 : Be Wild
    ● 日本配給 : 東映 / GAGA Communications
    ● 世界公開 : 2008年07月05日 - 日本
    ● 日本公開 : 2008年07年05日
    [PR]
    by movis | 2008-07-13 12:57 | 邦画