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    カテゴリ:ドラマ - ヒューマン( 8 )
    Ray レイ / Ray
    ● Ray レイ / Ray [2005年]

    b0055200_1435025.jpg「まさに人生を変える男に出会った……
    レイ・チャールズは多くのものを私たちに残した。
    彼の指が弾き出したものは、私たちの文化の一部だ。
    私は、永遠にレイの生徒でいる。」 ジェイミー・フォックス レイに捧ぐ



    監督は、「ディアボロス 悪魔の扉」「プルーフ・オブ・ライフ」のテイラー・ハックフォード。「レイ・チャールズ」役には、「アリ」「コラテラル」のジェイミー・フォックス。「デラ・ビー・ロビンソン」役には、ケリー・ワシントン。「マージー・ヘンドリクス」役には、レジーナ・キング。「ジェフ・ブラウン」役には、クリフトン・パウエル。「ジョー・アダムス」役には、ハリー・レニックス。

    "The extraordinary life story of Ray Charles.
       A man who fought harder and went farther than anyone thought possible."
    「ソウル・ミュージックの神様」、そう呼ばれたレイ・チャールズの生涯を描く。時は、不道徳な黒人差別が跋扈していた時代のアメリカ。「レイ・ロビンソン」はジョージア州に生を受けた。貧しい生活だったが、厳格でありながらも惜しみない愛情を子供達に注いだ母「アレサ」と、無邪気な弟「ジョージ」と懸命に生を営んでいた。だが、不慮の出来事で弟「ジョージ」が溺死。「レイ」自身も7歳の時に、両目の視力を失ってしまう。1948年、17歳になり自立を誓った「レイ」はシアトル行きのバスを待つ。母からの「施しはいらない」という教えを胸に秘めて…。


    製作に深く関わり、その観賞を誰よりも首を長くして待っていたであろう「レイ・チャールズ」こと「レイ・チャールズ・ロビンソン」は、この作品の完成を待たずして2004年6月10日に他界。彼の急死は本当に神の悪戯としか思えないが、本人はきっと天国でこの作品を誇りに思っているであろう。日々を生きる私達にとっても、この作品によって「レイ・チャールズ」の偉大さを改めて認識し、彼という人間を尊んでいけるのではないだろうか。

    2時間半の放映時間から、作品を冗長とする批評もある様だが、こんな時こそ価値観は人それぞれなのだなと思う。つまり個人的にその様な評価は非常に残念である。脚色することなく、「レイ」の実像そのままを描いたこの作品は、映画、というよりは彼のドキュメントの様。ひとつの人の人生が凝縮された貴重な作品だと思う。

    何よりも、ジェイミー・フォックスの演技力は圧巻。「レイ」も生前に自分を演じる役者としてジェイミーを公式に認めたという程、何もかもが酷似しているのである。それは演奏しながら無邪気に見せる笑顔であったり、後ろに身を仰け反らせるスタイルであったり。まるで、「レイ」の魂がジェイミーに乗り移ったかの様である。この作品にてアカデミー賞主演男優賞を獲得したことについては、誰一人として文句のつけようがないに違いない。

    「レイ・チャールズ」が好きならば問答無用でこの作品を観て欲しい。「レイ・チャールズ」の楽曲を1曲でも知っているならば是非この作品を観て欲しい。「レイ・チャールズ」の楽曲、存在を知らないならば、この作品を観て彼を知って欲しい。

    サザンオールスターズの名曲「いとしのエリー」をカバーし、日本でも非常に人気の高かった「レイ・チャールズ」。彼の生んだ楽曲はいつまでも色褪せることなく、人々の胸に残ることだろう。
    レイよ、安らかに…。

    ● DVD

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    by movis | 2005-02-03 15:22 | ドラマ - ヒューマン
    耳に残るは君の歌声 / THE MAN WHO CRIED
    ● 耳に残るは君の歌声 / THE MAN WHO CRIED [2001年]

    b0055200_18375130.jpg自分は一体誰なのだろうか。第二次世界大戦の中で生きた少女の激動の半生を描いた作品。邦題も原題共にそのタイトルからはこの作品の内容は窺い知れない。不必要に右往左往する展開、人物像の不透明さ、作品のコンセプトが何なのかが全く解せない。

    - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

    監督、脚本、音楽監修にサリー・ポッター。「スーザン / フィゲレ」役には、「アダムス・ファミリー」シリーズ、「バッファロー'66」のクリスティーナ・リッチ。「チェーザー」役には、2005年アカデミー賞各賞でノミネートされている「ネバーランド」始め、「パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち」でも知られるジョニー・デップ。「ローラ」役には、「ギフト」「シッピング・ニュース」「アビエイター」のケイト・ブランシェット。

    1927年、ロシアのとある村に住む少女「フィゲレ」。母を亡くし、父親、祖母と共に貧しいながらも幸せな生活を送っていた彼女だが、渡米を決意した父親との別れ、そして村に迫る大戦の戦火に巻き込まれイギリスへと渡る。孤児となった「フィゲレ」はキリスト教を信仰する夫婦の下、「スーザン」として第2の人生を送ることになったのだが…。

    その後、ロシアから渡った為に、英語が分からずイギリスでの生活に溶け込めない「スーザン」こと「フィゲレ」が、美しい歌声を発したことから舞台で暮らしを立てていくことに。ですが、彼女が歌を唄うシーンはその後殆ど観ることはありません。キャラクターのセリフの少なさ(「フィゲレ」に関しては心を閉ざしているという正当化は成り立つでしょうが)から、人物像が非常に不透明で感情移入は出来ませんし、キャラクターの名前を覚えるのも一苦労です。ストーリーの展開も強引で、人と中々打ち解けることが出来ない「フィゲレ」こと「スーザン」が、なぜ「チェーザー」という男に心惹かれたのか明確にならないまま、いきなりラブ・シーンを見せられたのでは納得がいきません。

    セリフが少ない分、クリスティーナ・リッチとジョニー・デップによる「目」での演技が魅力的ではありますが、パンチが弱い。物語のベクトルもあっちへ飛び、こっちへ飛びで「コンセプトは何なのか」「この映画は何を観賞者に伝えたいのか」が全くもって不透明。抒情的な作品ではありますが、作品の内容に対して題名が弱いか、もしくは内容が題名負けしているか、印象は至極薄い作品です。唯一の救いは、派手で世渡り上手なものの嫌味はなく、仲間を気遣う優しい心を持った「ローラ」を演じるケイト・ブランシェットの好演でしょうか。

    ● DVD

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    by movis | 2005-01-27 19:10 | ドラマ - ヒューマン
    記憶の旅人 / The Bumblebee Flies Anyway
    ● 記憶の旅人 / The Bumblebee Flies Anyway [劇場未公開 / 2000年]

    b0055200_22345488.jpgあなたなら未来の為に過去を捨てることが出来ますか?劇場未公開であるこの作品。やはりインディーズ作品ならではのラフさが目立つが、一方で情景描写は綺麗だった。感受性が鋭い為、一度観ただけではストーリーが上手く掴めないかもしれない。イライジャ・ウッドの演技力は見事。

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    「バーニー・スノー」役には、「パラサイト」「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズで知られるイライジャ・ウッド。「キャシー」役には、「追撃者」「Sally サリー ~夢の続き~」等の作品と、日本国内の化粧品メーカーCMで起用もされたレイチェル・リー・クック。「マッゾ」役には、「スリーパーズ」にも出演経験のあるジョー・ペリーノ。

    マサチューセッツ州にあるホスピスで昏睡状態が解けた17歳の少年「バーニー」。そのホスピスでは、生命の終焉が目前に迫る10代の末期患者が治療を受けている一方で「バーニー」は記憶喪失患者として彼らに混ざり治療を受けている。周りの少年達は「バーニー」が末期患者でないことから、彼の存在を煙たがっている。その中で「バーニー」は末期患者「マッゾ」の双子の妹「キャシー」と出会い…。

    曖昧模糊としたプロローグで始まるこの作品。17歳の少年の淡い恋愛、そして、若くしながら生と死の狭間で葛藤する彼の日々を描いたヒューマン・ドラマ。原題「The Bumblebee Flies Anyway(それでもマルハナバチは飛ぶ)」とは何を意味するのか、また、何故「バーニー」は記憶喪失なのか、が次第に明らかになっていく感傷的なサスペンス要素も含有しています。ですが、描き方、ストーリーの展開が破綻している様に感じます。環境設定が難解で、筋道が読みにくい。情景描写が綺麗なだけに、台詞を懸命に追わなければならないのが非常に疲れました。生きることの喜びを、人を愛することの温かみを道徳的に示現する狙いがあるのだと思いますが、演出が少し魅力に欠け、物足りなさも。

    それでも物語としては凄く綺麗な話でした。何よりも、物憂げな表情や、17歳の少年らしい無垢な笑顔を見せるイライジャ・ウッドの演技力は見事。そして、レイチェル・リー・クックの目が本当に綺麗で見惚れてしまいました。両者とも眼力ありますよね。見詰め合って疲れないんでしょうか(笑)

    ● DVD

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    by movis | 2005-01-08 23:13 | ドラマ - ヒューマン
    ターミナル / THE TERMINAL
    ● ターミナル / THE TERMINAL [2004年]

    b0055200_3303297.jpg小さなピーナッツ缶に詰められた大きな約束―――――
    起伏に乏しいストーリー展開ではあるものの、笑いあり涙あり、小さな光が灯ったかの様に心に優しく温かい。アメリカのとある空港ですごした数ヶ月間でひとつ別の人生を生きた男の、切なくも感動的な物語。



    監督は数々の名作を世に生み、トム・クルーズを主演に迎えて期待される新作「宇宙戦争」も手掛けるスティーブン・スピルバーグ。「ビクター・ナボルスキー」役には、「フォレスト・ガンプ 一期一会」「キャスト・アウェイ」のトム・ハンクス。「アメリア・ウォーレン」役には、「シカゴ」「オーシャンズ12」のキャサリン・ゼタ・ジョーンズ。「フランク・ディクソン」役には、「ロード・トゥ・パーディション」「ザ・コア」のスタンリー・トゥッチ。

    ビジネス出張客や観光客でごった返すJFK国際空港。ある日、その空港に1人の入国許可の下りない客が現われた。彼の名前は「ビクター・ナボルスキー」。彼はある約束を果たす為に渡米したのだが、彼の出身国クラコウジアを離陸直後に同国においてクーデターが勃発。クラコウジアは事実上消滅してしまった為にパスポートが無効になってしまったのだった。前にも後にも進路を断たれてしまった「ビクター」は空港で完全に孤立してしまう…。

    ちょっと間が抜けているものの、純粋な心を持った男「ビクター」を演じるトム・ハンクスの演技力が素晴らしい。脇を固めるキャラクター達も個性が明確に描かれており、人間関係においても色鮮やかで面白い。ユナイテッド航空のファーストクラスを任されているエリートFA(フライト・アテンダント)「アメリア」役のキャサリン・ゼダ・ジョーンズがまた一輪咲いた花の様に可憐な存在で非常に惹かれる。(ファースト・クラスで乗客に奉仕する彼女の姿は想像出来ないけども…。)

    正直なところ、起伏に乏しいその展開に観賞当初は若干物足りなさを感じたが、促進CMを観て映画を思い出す度、そして何よりこうしてレビューを書くに際して内容をフラッシュバックさせてみると、心地よい風が吹き抜けていった様に心温まる作品だった。何度も観たくなる作品ではないけれども、後々良い映画だったと思える爽やかな印象が心に残るだろう。

    ● ターミナル / THE TERMINAL 公式サイト(日本)

    http://www.terminal-movie.jp/
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    by movis | 2004-12-25 04:01 | ドラマ - ヒューマン
    バッファロー'66 / Buffalo'66
    ● バッファロー'66 / Buffalo'66 [1999年]

    b0055200_2244812.jpgRecommendatory Movies for Christmas
    ~クリスマスにオススメしたい映画10作品~

    カップルにオススメ !!

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    監督兼主人公「ビリー」を演じるのはヴィンセント・ギャロ。「レイラ」役には、子役時代に「アダムス・ファミリー」シリーズで有名になったクリスティーナ・リッチ。

    雪が降る刑務所から1人の男が出てくる。1966年、ニューヨーク州バッファローに生まれたビリー・ブラウンだ。両親には、仕事の為に家を空け、結婚をしていると嘘を突き当してきた。だが、遂に妻を両親に会わせなければならなくなった。だから、仕方なくレイラを誘拐。レイラの車に連れ込むが、彼女の車はMT車の為、ビリーは運転出来ない。レイラに運転するよう説得し、彼女の車は荒々しくスタートした…。

    一見すると「毒の強い映画かな?」と思わせるプロローグで始まる作品ですが、実はハートフルな映画です。様々な伏線や笑いを誘うシーンが観ていて退屈にさせませんでした。いつまで経っても大人になれない「ビリー」がひとつの愛に目覚める、純愛作品と言い換えることも出来るかと思います。賛否両論ありますが、ヒロイン「レイラ」役のクリスティーナ・リッチは大人っぽく、色っぽくなりましたね~。可愛かったです。

    ヴィンセント・ギャロのナルシズムが感じられなくもありませんが、個人的には彼の描いたこの作品の世界観は好きですねー。ゆったりとした展開ですが、自分はエピローグの1シーンで一気に胸が詰まりました。人を愛することは素敵なことだな、と。

    余談ですが、昔、「サザンオールスターズ」の桑田佳祐とユースケ・サンタマリアがMCを務める番組のオープニングが、この作品の終盤の1シーンのパロディでした。あの番組、面白かったのにな~。

    ● DVD

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    by movis | 2004-12-11 23:38 | ドラマ - ヒューマン
    シッピング・ニュース / THE SHIPPING NEWS
    ● シッピング・ニュース / THE SHIPPING NEWS [アメリカ / 2002年]

    b0055200_23134047.jpg陽の光が射したかのようなシーンもあれど、全体的に暗くて冷たい印象を受ける。パステルカラーのような透明感で人間関係を描くラッセ・ハルストレムの「らしさ」は健在だ。抑揚に乏しく、退屈さも感じるが、なかなか憎めない。雰囲気美人な作品だ。



    監督は、「サイダーハウス・ルール」「ショコラ」のラッセ・ハルストレム。「クオイル」役には、「L.A.コンフィデンシャル」「アメリカン・ビューティー」のケヴィン・スペイシー。「ウェイヴィ」役には、「ロスト・ワールド ジュラシック・パーク」「ハンニバル」のジュリアン・ムーア。また、ケイト・ブランシェットやスコット・グレンらも出演。

    幼い頃に父親から受けたスパルタ教育がトラウマとなって、日々を徒然と生きる新聞社のインク係「クオイル」。そんな彼に思いがけないキッカケから妻「ペタル」と結ばれ、娘「バニー」も授かった。人生で初めての幸せを得た。しかし、それも束の間。体たらくな生活を送る「ペタル」が夫「クオイル」と「バニー」を捨て家を出てしまう。捜索願いを請い、「ペタル」の帰りを祈る「クオイル」の耳に届いたのは彼女の悲報だった…。

    過去に影を落とす人々がそれぞれにキッカケをつかみ、前を歩いて行こうとする物語。雪、雨、海がからむニューファンドランド島という舞台と、登場人物の暗い過去を写してか、作品全体の印象は暗くて冷たい。

    そして、サイドストーリーの存在には首をかしげてしまう。ただでさえ起伏に乏しく、抒情的なストーリーを湛えている作品だ。不明慮な点が消化されず、心に残ってしまう。ラッセ・ハルストレムによるピュアな感動作だと思った人は眉間にシワをよせてしまうかもしれない。

    一方で、幸せを知らず、やるせなさや無常感を従えている「クオイル」を演じきったケヴィン・スペイシーには好感が持てた。ジュリアン・ムーア、ケイト・ブランシェットに至っても同じだ。自分は、ラッセ・ハルストレムを料理人だと思っている。素材を丁寧に扱い、それぞれの持ち味を殺すことなく一品を仕上げる。作り上げた料理に好き嫌いはあっても、具材ひとつひとつを噛みしめれば良い味がする。そんなラッセ・ハルストレムらしさは、この作品にも健在だ。

    料理は残念ながら絶品ではなかった。それでも嫌いにはなれないから、不思議なものだ。雰囲気美人という形容も似合う作品ではなかろうか。

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    by movis | 2004-11-23 21:00 | ドラマ - ヒューマン
    モンタナの風に抱かれて / THE HORSE WHISPERER
    ● モンタナの風に抱かれて / THE HORSE WHISPERER [1998年]

    b0055200_203151.jpgモンタナの広大な自然に、思わず心癒されます。馬が風を受けて揺れる草原を駆け抜けていく様は観ていて本当に気持ちが良かったです。残念な点は序盤と終盤でストーリーが2つに分断されてしまっていること…。


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    監督・製作を務め、また自らが「トム」役として主演するは名優ロバート・レッドフォード。13歳の少女「グレース」に扮するは、「ホーム・アローン3」「ロスト・イン・トランスレーション」にも出演経験のあるスカーレット・ヨハンソン。彼女の母親「アニー」に扮するは、「イングリッシュ・ペイシェント」「海辺の家」にも出演したクリスティン・スコット・トーマス。また、日本でも公開されたテレビドラマ「ケインとアベル」や「ピアノ・レッスン」「ジュラシックパーク」など大作にも出演しているサム・ニールも登場する。

    馬と乗馬を愛する13歳の少女「グレース」は、ある日愛馬ピルグリムを駆り、親友と乗馬に出掛けるが事故に遭ってしまう。親友と自らの片脚を失った「グレース」は心を閉ざし、また、心通わせた彼女の愛馬ピルグリムも人間に敵意を持つ様になってしまう。そんな「グレース」を心から心配する母親「アニー」は、馬を癒すことの出来るカウ・ボーイ「トム」の存在を知り…。

    モンタナが有する広大で、どこまでも続く草原と刻一刻と表情を変えていく空と雲、そして透き通ったモンタナの風に鬣(たてがみ)を靡かせて疾走していく馬の影。全てのシーンを切り取ってポストカードにしたい。そういった自然美を感じさせてくれる作品です。「グレース」に扮するスカーレット・ヨハンソンの演技力にも魅せられ、全体的には好印象。

    残念な点は、前後半でストーリーが二分された感が否めない点。原作を読んだことのない私が語るには僭越たること重々覚悟の上で思う処は、「アニー」と「トム」のラブ・ストーリーは程々に、「グレース」とピルグリムが事故の一件から序々に心を回復させて行く様を全体を通して描いて欲しかった。エンドロールが流れる頃には、全く違う趣旨の映画を観ていたかの様な錯覚に陥ったことに、若干勿体無さを感じてしまいました。

    ● DVD

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    by movis | 2004-11-17 21:00 | ドラマ - ヒューマン
    パーフェクト・ワールド / A PERFECT WORLD
    ● パーフェクト・ワールド / A PERFECT WORLD [アメリカ / 1993年]

    脱獄犯「ブッチ」と、彼により誘拐された8歳の少年「フィリップ」の思い描いた「パーフェクト・ワールド」とは…。「フィリップ」に感情移入した幼き頃の自分。私が人生で初めて映画を観て涙した作品は、これだった。

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    脱獄犯「ブッチ・ヘインズ」役は「アンタッチャブル」や「ワイアット・アープ」で知られる、ケビン・コスナー。このヒューマン・ムービーを製作するは、俳優業でも名実劣らぬ名匠クリント・イーストウッド。

    脱獄犯「ブッチ」は、人質として8歳の少年「フィリップ」を誘拐し逃避行を続けることに。初めは「ブッチ」の存在に怯えていた「フィリップ」だが、次第に心を通わせて行き…。

    記憶が確かであれば、この映画を初めて観たのは小学校時代。CMの描く繊細な描写に、幼くも心奪われた私が、映画好きの母親に縋って「観たい」と訴えたのがキッカケでした。歳の近い8歳の少年「フィリップ」にすんなりと感情移入出来、彼と一緒に怯えたり、微笑んだりした覚えがあります。2度目に観たのは10代後半だったでしょうか。様々な映画を観て、それなりに映画の楽しみ方も分かったつもりで居た時に、再度この映画を観て涙し、「良い映画はいつまで経っても色褪せないんだな」と実感しました。

    一見、娯楽作の様にも感じますがストーリーが展開するにつれて、クリント・イーストウッドの製作する作品の深みを実感出来る作品です。アメリカならではの広大な道路を、「ブッチ」と「フィリップ」が疾走していく様子は、ロード・ムービーという観点から見ても非常に気持ち良いものです。「映画を観て泣きたい」「映画を観て心洗われたい」、そうお考えの人には是非ともオススメ。恋人と観るも良し。独りで観るも良し。私の一押し作品のひとつです。

    この映画を観た方には、是非ともご意見をお聞かせ願いたいと思います。
    「貴方にとってのパーフェクト・ワールドとは何ですか?」

    ● 製作代表 : Malpaso Productions
    ● 日本配給 : Warner Bros.
    ● 世界公開 : 1993年11月24日 - アメリカ
    ● 日本公開 : 1993年12月??日
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    by movis | 2004-11-01 21:00 | ドラマ - ヒューマン