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    あるいは裏切りという名の犬 / 36 QUAI DES ORFEVRES
    ● あるいは裏切りという名の犬 / 36 QUAI DES ORFEVRES [フランス / 2006年]

    b0055200_3255426.jpgフランスの警察組織における実際のエピソードに基づいたストーリーを、過去に警察官を務めたオリヴィエ・マルシャルが描く。ダニエル・オートゥイユとジェラール・ドパルデューの演技力が憎いほどに光る。リアリティを超えた重厚感あふれるノワール作品だ。



    監督は、オリヴィエ・マルシャル。「レオ・ヴリンクス」役には、「八日目」でカンヌ国際映画祭、男優賞を受賞したダニエル・オートゥイユ。「ドニ・クラン」役には、「パリ、ジュテーム」で監督も務めたジェラール・ドパルデュー。

    『パリ警視庁、BRI(探索出動班)に所属する「レオ・ヴリンクス」警視と、BRB(強盗鎮圧班)に所属する「ドニ・クラン」警視。かつて、彼らは親友だった。実直で、部下からの信頼も厚い「レオ」と、上昇志向と出世欲が強い「ドニ」は、同じ女性「カミーユ」を愛し、そして彼女は「レオ」を選んだ。崩壊した2人の関係は、部署間対立も生んだ。階級、年功、経歴も同じ「レオ」と「ドニ」は、次期長官候補として名が挙がっている。長官に高く評価されている「レオ」と、強く自己をアピールしておきたい「ドニ」は、パリで多発している現金輸送車強奪事件の現場で相対して…。

    自らが警察官を務めたオリヴィエ・マルシャルが、元刑事ドミニク・ロワゾーを共同脚本に向かえ、実際に発生した事件とそれにまつわるエピソードに基づいて映像化したミステリー・ドラマで、マルシャル自身も「クリスト」役で出演している。早くも、この作品はハリウッドで脚光を浴び、そのリメイクには、マーク・フォスター、ロバート・デ・ニーロ、ジョージ・クルーニーなどの名前が挙がっている。

    物語は、物騒なフルフェイスの男2人がパリ警視庁の表札を奪い、パトロール中の警察官の追跡をバイクで振り切る、というシーンから始まるのだが、実はこの2人組は刑事であり、冒頭から見事に期待を裏切ってくれる。どこまでが、事実に基づいているのか、という議論はナンセンスだとしても、リアリティを超えたドラマ性にはただただ引き込まれるだけだ。「正義感が強くて、人望も厚いレオ」を演じるダニエル・オートゥイユと、「排他的で、上昇志向が強いドニ」を演じるジェラール・ドパルデュー両名の演技は、わざわざ彼らの性格を説明しなくても、作品を見ればすぐ分かる、というほどの見事なものであった。

    サイド・ストーリーも単なる添え物ではなく、見事なまでの伏線であって、ムダがない。しかしながら、作品全体を通して、そのテンションが不安定でもあった。結末に向けての展開に焦りを感じてしまった。ド派手なフィルム・ノワールは、お得意のハリウッドに任せておくとして、もっとしっとりと作品を仕上げてほしかった、というところが本音だ。この作品のリメイクは、ハリウッドが噛むとなると、いささか悔しくもあり…。

    ● DVD情報

    あるいは裏切りという名の犬 DTSスペシャル・エディション (Amazon.co.jp)
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    by movis | 2007-08-12 04:16 | ドラマ - その他
    ユナイテッド93 / UNITED 93
    ● ユナイテッド93 / UNITED 93 [アメリカ / 2006年]

    b0055200_2351956.jpgワールド・トレード・センターの崩壊は「9.11」の心象を鮮明にさせるが、この日の出来事はこれだけではない。あの日を思い起こす映像作品の中における、この作品の斬新さと、客観的視点を貫いた手法を、「質が高い」と評価したい。



    監督は、「ボーン・スプレマシー」のポール・グリーングラス。ハーンドン管制センター責任者「ベン・スライニー」役には、ベン・スライニー本人。

    ユナイテッド航空93便 機長 「ジェイソン・M・ダール」 ... J.J.ジョンソン
    ユナイテッド航空93便 副操縦士 「リロイ・ホーマー」 ... ゲイリー・コモック
    ユナイテッド航空93便 客室乗務員 「ロレイン・G・ベイ」 ... ナンシー・マクダニル
    ユナイテッド航空93便 客室乗務員 「サンドラ・ブラッドショー」 ... トリッシュ・ゲイツ
    ユナイテッド航空93便 客室乗務員 「ワンダ・アニタ・グリーン」 ... スターラ・ベンフォード
    ユナイテッド航空93便 客室乗務員 「シー・シー・ライルズ」 ... オパル・アラディン
    ユナイテッド航空93便 客室乗務員 「デボラ・ウェルシュ」 ... ポリー・アダムス

    「トーマス・E・バーネット Jr.」 ... クリスチャン・クレメンソン
    「マーク・ビンガム」 ... シェエン・ジャクソン
    「トッド・ビーマー」 ... デビッド・アラン・ブッシェ
    「ウィリアム・ジョゼフ・キャッシュマン」 ... リチャード・ベキンス
    「ジェーン・フォルガー」 ... スーザン・ブロンマート
    「ジョゼフ・デルカ」 ... レイ・チャールソン
    「ウォレスカ・マルティネス」 ... ライザ・コロン=ザヤス
    「リンダ・グロンランド」 ... ローナ・ダラス
    「コリーン・フレイザー」 ... デニー・ディロン
    「ディオラ・フランシス・ボドリー」 ... トリエスト・デュン
    「ローレン・カツゥーチ・グランドコラス」 ... ケイト・ジェニングス・グラント
    「ジェレミー・グリック」 ... ピーター・ハーマン
    「クリスティン・ホワイト・グールド」 ... タラ・ヒューゴ
    「ジョジーン・ローズ・コリガン」 ... マルセリーヌ・ヒューゴ
    「ジョン・タリナーニ」 ... ジョー・ジャムログ
    「ルイス・J・ナックII世」 ... コーリー・ジョンソン
    「久下季哉」 ... マサト・カモ
    「ジーン・ヘッドリー・ピーターソン」 ... ベッキー・ロンドン
    「アンドリュー・ガルシア」 ... ピーター・マリンカー
    「マリオン・R・プリトン」 ... ジョディー・リン・マクリントック
    「ヒルダ・マーシン」 ... リビー・モリス
    「ドナルド・ピーターソン」 ... トム・オルーク
    「アラン・アンソニー・ビーヴェン」 ... サイモン・ポーランド
    「ドナルド・フリーマン・グリーン」 ... デビッド・ラッシュ
    「クリスチャン・アダムス」 ... エリック・レッドマン
    「パトリック・ジョゼフ・ドリスコル」 ... マイケル・J・レイノルズ
    「エドワード・P・フェルト」 ... ジョン・ロスマン
    「リチャード・ガダーニョ」 ... ダニエル・サウリ
    「パトリシア・カッシング」 ... レベッカ・スカル
    「オーナー・エリザベス・ワイニオ」 ... クロー・シレーン
    「ニコール・キャロル・ミラー」 ... オリビア・サールビー
    「マーク・ローゼンバーグ」 ... チップ・ジエン
    「クリスティン・シュナイダー」 ... レイ・ジンマーマン
    「ジアド・ジャラ」 ... ハリド・アブダラ
    「サイード・アルカムディ」 ... ルイス・アムサマリ
    「アフメド・アルハズナウィ」 ... オマー・バーデゥニ
    「アフメド・アルナミ」 ... ジェイミー・ハーディング



    "September 11, 2001. Four planes were hijacked.
      Three of them reached their target.
        This is the story of the fourth. "
    2001年9月11日。ハーンドン管制センターに出社した「ベン・スライニー」は、同僚からの昇進祝いに迎えられた。ブッシュ大統領の国内移動にともなう航行規制によって、空のダイヤは多少乱れていたが、天候は全国的に概ね良好だった。午前8時半にさしかかった頃、ボストン管制センターがサポートするアメリカン航空11便との通信が途絶えた。ハイジャックの疑いに、各地の管制センターと軍司令部は緊急体制を敷く。しかし、そんな彼らの目の前で、更なる数機との通信が途絶えていった。そんな中、離陸の時を待つユナイテッド航空93便が、予定よりも30分近く遅れて、ようやく出発したのだった…。


    2001年9月11日に発生した「アメリカ同時多発テロ」、通称「9.11」では、結果的に4機の民間航空機がハイジャックされ、墜落した。『ユナイテッド93』では、唯一目標地点に到達せずに墜落したユナイテッド航空93便の軌跡をドキュメンタリー・タッチで描く。報道インパクトから、この件ではワールド・トレード・センターの炎上、崩壊が心象に大きいが、ユナイテッド航空93便の内状以外は、極めて客観的に描かれていた点が印象深かった。

    排他的とも言える、客観手法は「9.11」の描き方だけに観られるものではない。『ユナイテッド93』という「作品」の中には、完全なる「悪」は存在しない。すなわち、自爆テロを仕掛けた実行犯も、「人間」として描かれているのである。そうした「人間」を一連の行動に導く「何か」があるわけだが、その「何か」については一切言及していないし、この作品が関与するところでもないのだろう。

    ユナイテッド航空93便に搭乗した乗員乗客は全員死亡した。したがって、製作にあたっては遺族や関係各所に対して、入念に取材を重ねたという。フィクションとノンフィクションの間で揺れている。取材が元で作られたのであれば、主観的手法に偏りそうなものである。それでも、『ユナイテッド93』が高い評価を受けている理由は、ポール・グリーングラスのイギリス国籍が助けたのか、腕が良いからなのか、「伝える」ことに一貫する意思の強さがあったからなのか。

    ポール・グリーングラスの「伝える」ことに対する姿勢。個人的には、これが『ユナイテッド93』が多くに受け入れられた理由だと思っている。報道とは一線を画した観点から捉え、排他的・客観的な描き方をする。それはひとつの「教材」もしくは「体験」となって、観賞者に「9.11」を思う一助となる。是非とも、あの日を生きていた人々には、一度は観て欲しい。

    ● ユナイテッド93 / UNITED 93 公式サイト(日本)

    http://www.united93.jp/
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    by movis | 2006-09-12 17:24 | ドラマ - その他
    インサイダー / THE INSIDER
    ● インサイダー / THE INSIDER [アメリカ / 2000年]

    b0055200_2333721.jpg重厚感たっぷり。シリアスな社会派ドラマとあって万人受けは期待できないが、最高に興味深い。完全に心をつかまれた。企業と個人。利益と正義。実話に基づいた「大人の事情」を、マイケル・マンがストイックに描く。苦難に対峙し、信念やプライドを体現する者たちはかっこいい。



    監督は、「ヒート」「コラテラル」のマイケル・マン。「ローウェル・バーグマン」役には、「トゥー・フォー・ザ・マネー」「ゴッドファーザー」シリーズのアル・パチーノ。「ジェフリー・S・ワイガンド」役には、「L.A.コンフィデンシャル」「グラディエーター」のラッセル・クロウ。「マイク・ウォーレス」役には、「サウンド・オブ・ミュージック」「ある日どこかで」のクリストファー・プラマー。「ライアン・ワイガンド」役には、「コットン・クラブ」「ヒート」のダイアン・ヴェノーラ。

    "Warning: Exposing the Truth May Be Hazardous"
    アメリカ4大ネットのひとつ、CBSが放送する人気ニュース・ショー「60ミニッツ」。そのプロデューサーである「ローウェル・バーグマン」の元にPhilip Morris社の社内極秘資料が届く。これを基に「タバコ」をテーマとしたコンテンツを構想。解説者を求めてたどり着いたのは、業界3位のB&W社で研究開発担当副社長を務める「ジェフリー・ワイガンド」だった。彼らはホテルの一室で接触する。この瞬間から、信念とプライドをかけた闘いが始まっているとも知らず…。


    今でこそ、タバコのパッケージには警告文が記載され、喫煙者も有害性を認めている。タバコメーカーが賠償金を支払うケースも珍しくない。しかし、この作品の舞台である90年代初頭は、タバコメーカーがあらゆる訴訟を必勝していたという。

    アル・パチーノやラッセル・クロウら、出演陣の名前に不安はない。「安心して観られる作品だ」と思った。とんでもなかった。なんと作中で登場する企業名、人物名は全て実名である。ハラハラするような会話、シーンの連続に、最初の安心感も消え失せてしまった。次第に自分の顔が強張っていくのが分かった。アル・パチーノは相変わらず渋いのだけど、ラッセル・クロウが演じる不安定な役柄が更に真実味を引き立てているようにも感じた。

    硬派で干渉を受け付けない「60ミニッツ」に、こんなエピソードがあるとは知らなかった。社会的正義。それがどんなに正論であっても、排除されてしまうこともある。信念やプライドを言葉にするのは簡単だが、行動で示すのは困難だ。守るべきものもある。しかし、そんな苦難に正々堂々と立ち向かっていく者たちの姿が本当に渋くてかっこよかった。マイケル・マンは、そんな「男の映画」を作るのが上手い。そして更なる魅力はモデルとなった実話が存在することだ。

    アル・パチーノは珍しく拳銃を握らない。派手なアクション・シーンも皆無。リアリティに溢れ、低めのトーンで描かれる正統派ソーシャル・ドラマであるだけに、万人に受け入れられるとも思えない。それでも、マイケル・マン独特の丁寧なタッチやテンポの良さも手伝って、約160分の長尺も苦痛ではなかった。CSRやコンプライアンスの在り方についても深く考えさせられた。傑作だ。

    余談だが、マイケル・マンと手を組むミュージック・コンポーザは作品によって違うのだけれど、どれも本当にかっこいい。特にエンドロールで使われる楽曲には、心を鷲づかみにされてしまう…。

    ● DVD

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    by movis | 2006-05-05 04:34 | ドラマ - その他
    ヒート / HEAT
    ● ヒート / HEAT [アメリカ / 1996年]

    b0055200_13505123.jpg2大俳優の共演。激情的で血気に駆られたアル・パチーノと、冷静で重厚なロバート・デ・ニーロ。動静のコントラストが目に鮮やかだった。登場人物の孤独感、心の葛藤が何ともビター。潔さの美学を知る。名作とは過言だが、個人的には大切にしたい作品。



    監督は、「インサイダー」「コラテラル」のマイケル・マン。「ヴィンセント・ハナ」役には、「ゴッドファーザー」シリーズのアル・パチーノ。「ニール・マッコーリー」役には、「ディア・ハンター」「ゴッドファーザー PART2」のロバート・デ・ニーロ。「クリス」役には、「バットマン・フォーエバー」のヴァル・キルマー。「チェリト」役には、「プライベート・ライアン」のトム・サイズモア。「ネイト」役には、「帰郷」で知られ、アンジェリーナ・ジョリーを娘に持つジョン・ヴォイト。「ジャスティン」役には、「コットン・クラブ」のダイアン・ヴェノーラ。「シャリーン」役には、「ダブル・ジョパディー」のアシュレイ・ジャッド。「ローレン」役には、「レオン」のナタリー・ポートマン。また、「ドナルド」役、「ラルフ」役には、「24 TWENTY FOUR」シリーズのデニス・ヘイスバートとザンダー・バークレイ。

    "A Los Angeles crime saga."
    アメリカ、ロサンゼルス。頭が切れ、大きなヤマを狙うプロの強盗「ニール」は、「クリス」「チェリト」ら部下を従えて、装甲車から多額の証券を強奪する。一報を受けたロス市警の「ヴィンセント」警部は、犯行の手口に舌を巻く。彼は「ニール」確保を誓い、自ら事件の陣頭指揮を執ることに…。


    「仕事に憑かれた男だ」そのために、2度の離婚歴を持つ「ヴィンセント」。「30秒フラットで高飛びできるよう、面倒な関係はつくるな」自ら狙うヤマを成功させるため、冷徹に生きる「ニール」。彼らの動静のコントラストが目に鮮やかだった。単なる犯罪作品に終わらない。「ヴィンセント」「ニール」をはじめ、登場人物が個々にエピソードを持つ。仕事とプライベート。守るものと失うもの。彼らひとりひとりの心にもまた、動静のコントラストが存在する。

    「ヴィンセント」と「ニール」。互いに理解し合う、いわば似た者同士が、立場の違いから対決せざるを得ない。そんな無常感ややるせなさ。心に開いた穴を埋めようとはするのだが、結局は孤独な男達。彼らの心の葛藤と、生きる上での潔さが渋くて、かっこいい。

    アクション・シーンも豊富。人物の持ち味が相殺されず、活かされている点も良い。個人的には、もっと直接的なアル・パチーノ、ロバート・デ・ニーロの対決を魅せて欲しかったが、追う者と追われる者の緊迫感を味わえた点で納得したい。

    マイケル・マンの描く作品には、どこか考えさせられることが多い。丹念に人物関係を描いていき、それをあっさりと崩し去る。彼の表現もまた潔く、そして憎い。エピローグがそうであるから、インパクトが薄い。名作とも言い切れない。けれど、後生心をつかんで離さない何かがある。抒情的なBGMも心を打つ。こんな作品が大好きだ。

    ● DVD

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    by movis | 2006-04-26 15:21 | ドラマ - その他
    カジノ / CASINO
    ● カジノ / CASINO [1996年]

    b0055200_113131.jpg派手で、華やかなイメージが強いラス・ベガス。だが、かつては凄惨な裏側が在った。表裏一体を成した過去のラス・ベガスを鋭くえぐった大作。あなたはこれを事実と受け止めることが出来るだろうか。




    監督は「ギャング・オブ・ニューヨーク」、第77回アカデミー賞においてレオナルド・ディカプリオを主演男優賞ノミネートに導いた「アビエイター」のマーティン・スコセッシ。「サム・エース・ロススティーン」役には、「ゴッド・ファーザー PART2」「ディア・ハンター」のロバート・デ・ニーロ。「ジンジャー・マッケンナ」役には、「氷の微笑」「キャットウーマン」のシャロン・ストーン。「ニッキー・サントロ」役には、「ホーム・アローン」で間抜けな泥棒役を演じたジョー・ペシ。

    舞台は1970年代のラス・ベガス。徹底したデータ収集を欠かさずに、圧倒的に勝ち上げた天才ギャンブラー「サム・エース・ロススティーン」は、その才能を買われて巨大カジノ「タンジール」の経営を任される。美貌を武器にする女性ハスラー「ジンジャー」を見止め、2人は結婚。生活は幸せに続く様に思われた。…が、手加減を知らない「サム」の盟友であり、相棒である「ニッキー」の悪行は金を軸に益々激化していく…。

    ラス・ベガスの史劇としての印象が非常に強い。事実に基づいた作品ながら、登場人物同士の会話では人間関係を明確に描き、説明臭さを排除。会話の遣り取りでは読み取れない事実や補足事項は、彼らの朗読で解説が成される等といった「70年代のラス・ベガス」の世界に観賞者をすんなりと魅せ入る丁寧な演出は素晴らしい。3時間という長編ながら、どのシーンも無駄を感じさせない、隙のない展開。何か壮大な告白本を読んだ様に、人の目には触れなかった華やかな世界の舞台裏をドッシリとした重量感たっぷりに魅せてくれる。

    分厚い歴史本を読み貫いたような疲労感が身体を襲う。万人にお勧め出来る作品ではないけれども、どちらにせよ観賞を考えていらっしゃる方には「よし!観るぞ!」位の覚悟をお勧めする。少なくとも暇潰しに観る映画ではない。

    ● DVD

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    by movis | 2005-02-11 02:01 | ドラマ - その他
    チェルシーホテル / CHELSEA WALLS
    ● チェルシーホテル / CHELSEA WALLS [2002年]

    b0055200_18563867.jpg「ガタカ」「トレーニング・デイ」等で高い演技力を認められた若手俳優イーサン・ホークが監督に挑んだ作品。20世紀、ニューヨーク・カルチャーの発祥の地として知られるチェルシーホテルに住まう様々な人々の日々を描く。芸術性指向の高い作品で、個人的には退屈だった。



    監督は、「ガタカ」「トレーニング・デイ」「テイキング・ライブス」にも出演し俳優としても評価の高いイーサン・ホーク。「グレース」役には、「キル・ビル」で知られ、またこの作品の監督イーサン・ホークの実妻でもあるユア・サーマン。「オードリー」役には、「メン・イン・ブラック2」「アレキサンダー」のロザリオ・ドーソン。「フランク」役には、「マルコムX」「ザ・セル」のヴィンセント・ドノフリオ。「バド」役には、「ブレイド」シリーズのクリス・クリストファーソン。「テリー」役には、「ドリヴン」にも出演経験のあるロバート・ショーン・レナード。「ロス」役には、スティーブ・ザーン。

    20世紀、今のニューヨーク・カルチャーを生んだ偉人達が息づいていたチェルシーホテル。今もこのホテルには彼らに続けと言わんばかりに、詩人や作家になる夢を追い続ける住人達が住まう。詩人になる夢を追う若い女性「グレース」と「オードリー」、「グレース」に想いを寄せる画家志望の「フランク」、酒と女に溺れる作家志望の「バド」、ミュージシャンになることを夢見てニューヨークに上京してきた「テリー」と「ロス」、クラブ歌手の「スキニー・ボーンズ」と、意味の分からない独り言を終始吐き出す謎の男「ディーン」。そして、今日もチェルシーホテルに夜の帳が降りて、また太陽が昇っていく…。

    「チェルシーホテルにはゴースト達が住んでいる。映画という媒体でゴーストストーリーが作れないか、と思ったんだ」とイーサン・ホークはコメントした。過去に多くの伝説を生んだ偉人達の幻影と、彼らに続こうとする住人達の夢がクロスするチェルシーホテル。彼らの人間模様を情緒的に、ノスタルジックにまとめ上げている。作品には貫禄も垣間見え、監督イーサン・ホークとしても評価できるのではなかろうか。

    住人が描く5つのエピソード。それぞれには個性に富んでいて面白いものだった。しかし、起伏に乏しく、盛り上がりに欠け、展開は非常に淡白。また、ストーリーに関してもセリフが不透明、意趣が難解であった。

    音楽の使い方や色使い、キャラクターの描写には芸術性思考の高さを感じた。それは個人的に苦手分野。非常に退屈だった。

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    by movis | 2005-01-25 19:39 | ドラマ - その他
    ハスラー / The Hustler
    ● ハスラー / The Hustler [1961年]

    b0055200_195718.jpgハスラーとは、プロの玉突きのこと。ハスラー「エディ」の紆余曲折とした日々を描いた作品。放映時間の多くがビリヤードシーンという挑戦的な作品だが、ビリヤードが好きな人も、ビリヤードをプレイしたことの無い人もそれなりに楽しめるのでは。



    「エディ・フェルソン」役には、「ロード・トゥ・パーディション」「明日に向かって撃て!」のポール・ニューマン。「ミネソタ・ファッツ」役には、ジャッキー・グリーソン。「サラ・パッカード」役には、パイパー・ローリー。

    当てなくハスラーとしての日々を過ごす「エディ」。ある日、シカゴで名前の売れている名手「ミネソタ・ファッツ」に勝負を挑む。40時間近い攻防の中で、前半は賞金を大きくリードした「エディ」だったが、愛酒J.T.S.ブラウンを喰らった夢現なビリヤードに隙を見せ、最終的には一文無しとなる程の大敗を喫す。明け方のバス・ターミナルで自棄酒をかぶる「エディ」は、「サラ」という1人の女性と出会った…。

    「ハスラー」というタイトルから、ド派手な展開が続くのだろうと思っていたが、実はシットリと、大人な雰囲気で淡々と物語が進行する作品だった。ストーリーにはあまり起伏はなく、どのキャラクターも独特の個性を持っている為、感情移入はしにくい。だが、出会う人々に影響を受けていく「エディ」の心の変化には目を奪われる。男は女で賭博に勝ち、女は賭博に男を奪われる。男にとっての身勝手な「ロマン」と、女にとっての悲壮感漂う「ロマン」。このアンバランスな両性の「ロマン」観の描写が非常に巧妙である。

    何よりもビリヤードのプレイシーンには圧巻。出演者のポール・ニューマンも、ジャッキー・グリーソンも手から血が出る程、ビリヤードを練習したのではないだろうか。とにかく、彼らの腕前には驚愕。

    ビリヤードは以前好きでプレイしたが、手に良く汗をかく自分はキューが指に引っかかり何度も皮を剥いてしまった経験から疎遠に…。劇中の「エディ」や「ファッツ」の様に格好良くプレイしてみたいものである。

    ● DVD

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    by movis | 2005-01-24 01:44 | ドラマ - その他