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    地球が静止する日 / The Day the Earth Stood Still
    ● 地球が静止する日 / The Day the Earth Stood Still [アメリカ / 2008年]

    b0055200_23523975.jpgロバート・ワイズの「地球の静止する日」をスコット・デリクソンがリメイクした。カタストロフィが控えめに描かれた、メッセージ性が強いだけに、派手なSF作品を期待すると凶か。しかし、語り口は美しい。無口で無情の「クラトゥ」役に、キアヌ・リーブスはハマり役だ。



    監督は、「エミリー・ローズ」のスコット・デリクソン。「クラトゥ」役には、"マトリックス"シリーズのキアヌ・リーヴス。「ヘレン・ベンソン」役には、「ビューティフル・マインド」のジェニファー・コネリー。「ジェイコブ・ベンソン」役には、ウィル・スミスを父親に持つジェイデン・スミス。「レジーナ・ジャクソン」役には、「ミザリー」のキャシー・ベイツ。

    "12.12.08 is the Day the Earth Stood Still"
    1928年、インドはカラコルム山脈。轟々とブリザードが吹き荒ぶ山間でビバークを試みようとしていた登山家は、白く濁った視界の中にキラキラと煌く大きなスフィアを発見する。登山家は不思議なスフィアの光の渦に見とれ、いつの間にか意識を失う。吹雪に目覚めた頃にはスフィアは姿を消し、かわりに彼は手の甲に円状の傷を負っていたのだった。時は現在、プリンストン大学で生物学の教鞭を振るう「ヘレン・ベンソン」は、亡き夫の連れ子「ジェイコブ」と2人で細々と生活していた。夕食の準備で慌しい「ヘレン」は、突如、アメリカ政府から協力要請を受け、半ば強引に自宅から連れ出されてしまう。召喚の理由が明かされず、苛立ちをつのらせる「ヘレン」であったが、彼女以外にも各研究分野の権威が集められていることを知り…。


      本作は、「エミリー・ローズ」のスコット・デリクソンが、1951年にロバート・ワイズが監督を務めた「地球の静止する日」をリメイクした作品。原作ではマイケル・レニーが演じた「クラトゥ」役には、"マトリックス"シリーズのキアヌ・リーブスが挑む。

      "地球の危機"と"侵略"という、SF作品においては使いまわされてきたテーマであるにも関わらず、カタストロフィや殺戮といった描写は少なめに、メッセージ性を強調した作品であった。キリスト教に対しての理解があると、より本作の主張が明快になるようだが、そうでなくとも『人類が滅べば地球が救われる』というストーリーには焦燥感を禁じえない。自然主義的要素は本作で新たに盛り込まれたようだが、映画という娯楽にも、環境に関する警鐘を訴えなければならない時代になったということだろうか。
     
      自然主義をテーマにして問題提起と議論を物語の中に見せておきながら、結論は観賞者に委ねるというスタイルを採っている。そして核心を掴むキーワードは、2008年に内際で謳われ、本作でも台詞に多用されているあの単語だ。物語それ自体は至極シンプルであるので、一体何を問題と提起されていて、キーワードがどういった意味を持っているのかは分かりやすい。一方で、議論が表層に留まっている感が禁じえない。錯雑としたテーマであるだけに、議論に深みが欲しかったというのが正直な胸の内だ。

      しかし、語り口は美しい。万人が一丸となって挑んでいかなければならない問題を掲げ、「ヘレン」や「ジェイコブ」の人間味のあるエピソードを見せて、希望を微視的視点まで落とし込む。人類の傲慢が地球を追い詰めてきたのは明らかなのだが、人間一人ひとりには小さくも生命の力強さがあって、小さくも温かな希望がある。本作の希望の語り方には透明感があって、心が温かくなるような想いにとらわれた。

      表情の変化に乏しい「クラトゥ」役には、ポーカーフェイスがよく似合うキアヌ・リーブスがピタリとハマっている。ジェニファー・コネリーやジェイデン・スミスも無難に役を演じ切っているから、安心して観賞できる作品だ。派手なSF作品を期待すると暗然としてしまう可能性も否めないが、さりげない映像の細部にまでメッセージの断片を込めている点を見れば、二度、三度と観賞を重ねても新たな発見を予期させる。万人に受け入れられるとは思わないが、無機質な物語の中に温かさのある不思議な作品であった。
     
    ● 製作代表 : 3 Arts Entertainment
    ● 日本配給 : 20th Century Fox
    ● 世界公開 : 2008年12月10日
         - バーレーン/ベルギー/フランス/ノルウェー/フィリピン/スイス/タイ
    ● 日本公開 : 2008年12月18日
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    by movis | 2009-01-01 22:44 | ドラマ
    252 生存者あり
    ● 252 生存者あり [日本 / 2008年]

    b0055200_2495667.jpgプロローグの語り口、カタストロフィの表現は舌を巻くほどの圧倒感があるにも関わらず、作品の方向性が不安定で、ストーリーが迷走してしまっている点がはがゆい。包括的に"スペクタクル"を期待するのはお勧めできない。最大の見所は、内野聖陽の好演か。



    監督は、「舞妓 Haaaan!!!」水田伸生。「篠原祐司」役には、伊藤英明。「篠原静馬」役には、内野聖陽。「重村誠」役には、山田孝之。「海野咲」役には、香椎由宇。「藤井圭介」役には、木村祐一。「キム・スミン」役には、MINJI。「宮内達也」役には、山本太郎。「篠原由美」役には、桜田幸子。「篠原しおり」役には、大森絢音。「真柴哲司」役には、杉本哲太。「津田沼晴男」役には、温水洋一。「小暮秋雄」役には、西村雅彦。

    "史上最大の巨大台風日本直撃"
    ある日の午後、首都圏を震度5の直下型地震が襲う。人々に与えた衝撃はさほど大きいものではなく、数日後には平穏が戻った。自動車のディーラーに務める「篠原祐司」は、仕事の内容と相性が悪く、いつしか煙草に手が伸びるようになっていた。その原因は前職への想いを断ち切れていないからだ。それは彼の妻「由美」には手にとるように理解できた。そろそろ、愛娘「しおり」の誕生日が近い。「しおり」は耳が不自由だが、手話でしっかりと"不思議なものがほしい"と訴えた。彼女の誕生日、「祐司」は「由美」、「しおり」と銀座で待ち合わせることになった。数日前の直下型地震が海水温度を急騰させ、巨大な台風を生んでいることなど露も知らず…。


      日本テレビの企画制作によるパニック・ドラマ。巨大な台風によって首都圏が壊滅的なダメージを負った中での、東京消防庁ハイパーレスキュー隊の活躍と、窮地を共にした人間たちの交流を描く。本作公開前日の12月6日には、日本テレビ系列にて単発のテレビドラマ「252 生存者あり episode.ZERO」がタイアップされ、市原隼人、阿部力、上原多香子らが主演を務める中、本作の主演陣らも特別出演を果たした。

      未曾有の自然の猛威が首都圏を襲い、人は逃げ惑い、大半はあっさりと命を落としていく。作品のモチーフは稀少なものではないが、カタストロフィの描き方は非情であり、挑戦的。実際にソフトボール大の雹が降ってきた事例も、都市部を津波が襲った事例もあるようで、もしもこれが現実のものとなったら、という想像をするだけで心の底から恐怖がにじみ、わきあがるような圧倒感がある。地下鉄のホームから地上に出ようと群がる人々を濁流が一気に押し返す、という、思わず撮影の舞台裏が知りたくなってしまうシーンがあるが、少なくとも東京近郊を生活の拠点としている人間にとっては洒落にもならぬ、危機感の高まりを禁じえないだろう。

      かつて観賞した邦画のパニック作品の中でも、本作の危機描写は突出した絶望感を伴っているが、そこからエピローグに向けてのストーリー展開が迷走を極めてしまっている点が残念でならない。つまりは宣伝広告が謳う"スペクタクル"と"ドラマ"がうまく共存できていない感がある。物語最大の魅せ場であるはずの"18分間"を巡るシーンに至っても、感動を狙いとする演出が強調されてしまい、緊迫感を得るには力及ばない。純粋なパニック作品を期待していたわけでもないのだが、ドラマの魅せ方があまりに露骨であった。物語の中心となっていく「篠原祐司」、「重村誠」、「藤井圭介」、「キム・スミン」らが各々に生活に悩みや悲しみを抱えているという設定すら、どうも痛々しい。観賞者に対して、彼らの生還を願わせようとする感情移入のコントロールであることは理解できるが、それにしては物語が饒舌すぎた。

      物語は、そうした"救助される側"と、対して"救助する側"の2つの視点で描かれる。前者の「篠原祐司」と後者の「篠原静馬」が織り成す、兄弟の絆を描くエピソードも前後関係が語られないために、感動的というには違和感がある。しかしながら、救いは「篠原静馬」を演じた内野聖陽の熱演か。喜怒哀楽を鋭く表現し、レスキュー隊長を力強く、頼もしく演じた。本作は人を選ばず、たとえテレビ放映された「252 生存者あり episode.ZERO」を観ていなくとも、筋を追える寛容な作品であるし、プロローグのカタストロフィは一見の価値がある。そうした魅力もあるだけに、作品の方向性が不安定であることこそが、最もはがゆいのである。

    ● 関連作品 ※レビュー対象外
    252 生存者あり episode.ZERO [TV/2009年]
     → タイアップ作品、TVムービーとして放送

    ● 製作代表 : ツインズジャパン
    ● 日本配給 : Warner Bros.
    ● 世界公開 : 2008年12月06日 - 日本
    ● 日本公開 : 2008年12月06日

    (2009/07/11: 関連作品更新)
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    by movis | 2008-12-21 02:54 | 邦画
    ミスト / The Mist
    ● ミスト / The Mist [アメリカ / 2007年 / R-15]

    b0055200_44826.jpgフランク・ダラボンとスティーヴン・キングが再び顔を合わせた。思慮深い、文字通りの衝撃の結末が待ち受けている。予備知識を得ずに観賞することをお勧めしたいが、「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」のような感動作を期待してしまうと…。



    監督は、「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」のフランク・ダラボン。原作は、スティーヴン・キングの『霧』。「デヴィッド・ドレイトン」役には、「フェイス/オフ」「ドリームキャッチャー」のトーマス・ジェーン。「カーモディ」役には、「ジョー・ブラックをよろしく」のマーシャ・ゲイ・ハーデン。「アマンダ・ダンフリー」役には、「マジェスティック」のローリー・ホールデン。「ブレント・ノートン」役には、「グローリー」のアンドレ・ブラウアー。「オリー・ウィークス」役には、「エバー・アフター」のトビー・ジョーンズ。「ビリー・ドレイトン」役には、「バベル」のネイサン・ギャンブル。「ダン・ミラー」役には、ジェフリー・デマン。「アイリーン・レプラー」役には、フランシス・スターンハーゲン。「ジム・グロンディン」役には、ウィリアム・サドラー。「サリー」役には、アレクサ・ダヴァロス。

    "Fear Changes Everything"
    田舎町に住まうイラストレーターの「デヴィッド・ドレイトン」は、締切りが間近に迫る映画のポスターに仕上げの筆を入れていた。しとしとと窓ガラスを打っていたはずの雨は、次第に強くなり、雷を伴って町の灯りを奪っていく。記録的な大嵐になった。翌朝、半壊の一帯にはしゃぐ息子の「ビリー」であったが、「デヴィッド」の妻「ステファニー」は湖畔に浮かぶ奇妙な霧を不安がった。とりあえず物資を得るため、「デヴィッド」は「ビリー」と隣人「ブレント」と共に、混雑したスーパーマーケットを訪れた。すると、この界隈にも霧が立ち込めるようになる。騒然とする店内に悲鳴が響く。血を流した中年男性が店内に飛び込み、霧の中に何かがいる、と叫んだのであった…。


      「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」でコンビを組んだ、フランク・ダラボンとスティーヴン・キングが再び顔を合わせた。不可解な霧に覆われてパニックになっていく人々の様子を、ホラータッチによってスリリングに描いた作品。本作は、予備知識を得ないほうが堪能できるように思うが、若干のグロテスクと刺激の強い心理描写を伴っているために、レイティング(R-15)設定には留意されたい。

      本作は正直に怖い。嵐のあと唐突に霧が覆う。その舞台の整え方が、例えば「首都消失」や「クローバーフィールド/HAKAISHA」よりもニュートラルで、これらよりも閉塞感がある。さらに、単純に"パニック作品"という言葉で説明がつかない理由は、得体の知れぬ不安を描いておきながら、人間の心理の暴走も事細かに表現しているからである。不安から逃れたいのは皆同じで、そのためになら協力も惜しまないのだが、希望や救いの得方は人間によって違う。マジョリティはマイノリティを排除しようとする。狂気は次々と狂気を生んでいく。このようにして、外部と内部に異種の恐怖を映し出しているために、逃げ場がない。

      本作で最も印象的であるのは、やはり結末である。五里霧中。これはあまりに衝撃的であった。言葉では何とも表現しがたいが、地面に叩きつけられるような惨痛もあれば、上空に舞い上げられるような空虚もある。こうして真っ白な状態になった頭に、じわじわと現実感が戻り、この作品を思い返して何を思うか。作品は半ば強引に、間接的に、問いかけを残して去っている。

      冒頭でも「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」を挙げたが、フランク・ダラボンとスティーヴン・キングの組み合わせであるがゆえに、本作に感動を求めると痛い目に遭うだろう。しかし、これらの作品を並べてみると、どれもエピローグは思慮深く、本作もその点では同じである。何事も微々たる違いで、あらゆる方向に転がっていく。そう思わずにはいられない。本作は凄い。

    ● 製作代表 : Darkwoods Productions
    ● 日本配給 : Broadmedia Studios Corporation
    ● 世界公開 : 2007年11月21日 - アメリカ
    ● 日本公開 : 2008年05月10日
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    by movis | 2008-05-17 04:59 | ホラー
    クローバーフィールド/HAKAISHA / CLOVERFIELD
    ● クローバーフィールド/HAKAISHA / CLOVERFIELD [アメリカ / 2008年 / PG-12]

    b0055200_1941298.jpg作品の情報や詳細を一切シャットアウトした宣伝の戦略が勝った。モチーフ自体は新しいものではない、とは言え、期待を大きく裏切られることはなかった。恐怖を体感させる手法には脱帽。ひどい手ぶれ映像が苦手な方は、ぜひ観賞前の熟考と多少の覚悟を。



    監督は、マット・リーヴス。製作は、海外ドラマ"LOST"シリーズのJ・J・エイブラムスとブライアン・バーク。「ロブ・ホーキンス」役には、マイケル・スタール=デヴィッド。「ジェイソン・ホーキンス」役には、マイク・ヴォーゲル。「ベス・マッキンタイア」役には、オデット・ユーストマン。「ハドソン・プラット」役には、T・J・ミラー。「リリー・フォード」役には、ジェシカ・ルーカス。「マレーナ・ダイアモンド」役には、リジー・キャプラン。

    "Some Thing Has Found Us"
    アメリカ、国防総省には極秘資料として保管されているひとつのビデオカメラがある。かつて"セントラル・パーク N.Y."と呼ばれていたポイントで発見された、そのビデオカメラは「ロブ・ホーキンス」という民間人の所有物であったと思われる。テープには、5月22日の夕刻から発生した、とある出来事の一部始終が記録されている。この記録の暗号名は"クローバーフィールド"…。


      少なくとも、大衆の興味を掻き立てたという点で、広告メディアの戦略は成功だったと言えるだろう。本作公開前の劇場で見ることができたのは、不穏なデザインのポスターと、詳細不明の短いプロモーション・ムービーだけ。公式サイトでは情報を小出ししていた、とはいうものの、やはり作品の実体を掴むにはほど遠く、隠された内容を知りたい、多くの人々を劇場に向かわせた。制作費は公開たった3日で回収してしまったという。ところで、公式サイトでも謳っているようにアトラクションとして楽しむべき作品だが、ひどい手ぶれ映像が苦手な方には、お勧めできない。

      本題に添えられた"HAKAISHA"という日本限定のサブタイトルは、製作J・J・エイブラムスの意図だというから、無粋といえば失礼か。しかし、ニューヨークをカタストロフィが襲う、という設定は容易に察しがついてしまうから、要らぬ親切だったと言っておきたい。そして、映像が乱れきったプロモーション・ムービーから彷彿とさせたのは、全編カムコーダ撮影という斬新なアイデアを採用した「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」であった。これだけで、主観がメインのパニック映画、という推測は可能で、それは正解である。つまり、作品のモチーフ自体は新しいものではない。

      これを受けて、期待は外れたか、といえばそうでもない。出来事を俯瞰させず、カタルシスを与えない手法が、常軌を逸した状況から出来るだけ早く逃れたい、という不安を植えつけてくる。これが製作の狙いであれば、カムコーダ撮影の採用は当たりだった。度を超えた究極の恐怖を目の当たりにして、一般人は目で何を捉えようとするのかが計算し尽くされている感がある。そんな絶妙なアングルが功を奏して、観賞者に出来事を体感させていく。

      「アイ・アム・レジェンド」などと同様に、荒廃するニューヨークを描くことで、「9.11」で全世界が得た恐怖を上手く煽ってくるが、いささか作品の去り際には感心しない。ドキュメンタリー性が活きている内に、コンパクトに作品をまとめて欲しかった。どうやら本作の続編も視野に入れているようで、早くもインターネット上には予感がばら撒かれつつあるが、この手の"やってしまったもの勝ち"な作品の下馬評をどう裏切るつもりであるのか、ただ静かに見守りたいと思う。

    ● 製作代表 : Bad Robot
    ● 日本配給 : Paramount Japan
    ● 世界公開 : 2008年01月16日 - アメリカ(ハリウッド/プレミア)
    ● 日本公開 : 2008年04月05日
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    by movis | 2008-04-19 19:45 | SF