● Featuring Music on Movies / 映画で音楽を聴く Vol.3
Feeder :
http://www.feederweb.com/
Recommend: "Feeling A Moment" (Pushing The Senses)
Movie: GOAL!2 / GOAL II: LIVING THE DREAM [2007年]
「Feeder」は、日本人のベーシストであるタカ・ヒロセを含む、イギリスのロックバンド。キャッチーでポップなサウンドが魅力的であるが、オーケストラやサンプリングを駆使する独自のスタイルもあって、一般的に言われる"U.K.ロック"とは一線を画している。ボーカルのグラントが生む素直な歌詞と、透明感のあるメロディーが美しい。1999年には、フジ・ロック・フェスティバルに参加するなど、名実ともに充実きわめる活動を展開していたが、2002年1月、ドラムスとして「Feeder」になくてはならない存在であった、ジョン・ヘンリー・リーが自ら命を絶ってしまう。この悲報にも、ジョンの遺族からの温かい後押しを受けて、グラント、タカは活動を継続。2005年2月、彼らの5枚目のアルバム「Pushing The Senses」のリリースを機に、サポート・メンバーとしてドラムスを担当していたマーク・リチャードソンが正式メンバーとして加わった。
イギリスでは国民的な人気を誇っているが、日本ではなかなか知名度が高まらなかった。しかし、2001年4月、プレイステーション2をプラットホームとして発売された『Gran Turismo 3 A-spec』のBGMに"Just A Day"、"Buck Rogers"、"Seven Days In The Sun"、2003年、日産自動車のエルグランド販促CMに"Find The Colour"などといった楽曲のタイアップがついたことで一気に人気を博した。
今回お勧めの"Feeling The Moment"は、「Pushing The Senses」のオープニングを飾る楽曲で、FIFA(国際サッカー連盟)の協力が有名な"GOAL!"シリーズの第2弾作品「
GOAL!2 / GOAL II: LIVING THE DREAM」で使用されている。とりわけ、美しいメロディーが揃ったアルバムの中で、特に壮大優美な印象が強い曲である。
前述、ドライビング・シミュレータを謳うTVゲーム"Gran Turismo"シリーズで楽曲アサインされていることを裏付けとして、ドライブの際にはもってこいのメロディーばかりである。昼夜、シーンを分けた選曲にも耐えうるので、是非、お試しあれ。
Feeder: 主な楽曲提供作品
"Buck Rogers"
Movie: エネミー・ライン / Behind Enemy Lines [2001年]
"Pain On Pain"
TV: BONES ボーンズ シーズン1 / BONES Season 1 [2005年-2006年]
Epi. 1 Pilot
"Shatter"
Movie: ナイト・ウォッチ/NOCHNOI DOZOR / NOCHNOY DOZOR [2004年]
"Tumble & Fall"
Movie: ミリオンズ / MILLIONS [2004年]
Feeder: その他おすすめ楽曲
"Find The Colour" (Comfort In Sound / Find The Colour)
CM: 日産自動車 「エルグランド」 (2003年)
# 朝の目覚めに聴きたい。耳に優しく心地よい。
"Just A Day" (Find The Colour)
Game: Gran Turismo 3 A-spec
# 彼らの代表楽曲で、ライブでは定番。ノリの良さでは数ある楽曲の中でダントツ。
"Just The Way I'm Feeling" (Comfort In Sound)
# これこそ映画にはピッタリだと思うのだけど…。ポジティブなメロディーラインが印象的。
"Morning Life" (Pushing The Senses)
# センシティブ。もの静かなトーンでありながら、歌詞は前向きで力強い。
"Pushing The Senses" (Pushing The Senses)
# 収録アルバムの代表曲。疾走感があって、ストレスフリーなロック。
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